幕末から戦前にかけて、日本の近代化を担った各種の社会資本の遺産をいいます。これらの遺産は、役目を終えたり、新しい効率の良いものにとって変えられるなど姿を消してしまうおそれの多いものが大部分です。もちろん文化財として保存されているものもありますが、最近ではそれらの消滅はますます早まっているといえます。 近代化遺産の対象として考えられているものは近代的手法によって造られた建造物で、産業・交通・土木に係わるものです。例えば、産業関係では、造船所、鉱山、製鉄所、製紙工場など、交通関係では鉄道施設、道路橋、船舶など、土木関係においては港湾施設、運河、ダム、発電施設などで、それらに関する設備、備品類も含まれます。 これらのうち、価値の高いものが、文化財保護法でいう「近代化遺産」です。
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