えごま栽培の実証結果の報告
えごまの収穫量アップを目的に栽培実証を行いました。
長野県と南木曽町農業技術連絡協議会(農技連)では、南木曽町えごま同好会の協力を得て令和3年度にえごま栽培の実証を行いました。【実証の目的】苦土石灰の施用による増収効果の検討【主な内容】栽培ほ場を4分割にして実証を行いました。・肥料区に、苦土石灰を施肥する箇所と施肥しない箇所・無肥料区に、苦土石灰を施肥する箇所と施肥しない箇所肥料区とは、牛ふん堆肥と油かすによる土壌無肥料区とは、牛ふん堆肥のみの土壌さらにセルトレイによる育苗・定植、又は直接播種などによる違いも検証しました。【主な作業内容】基本的には、すべての個所で同じ作業を行いました。播種:6月4日 定植:6月30日 除草:7月15日 摘芯:7月30日 収穫:10月25日、29日【実証結果】苦土石灰を施用した個所の収量が44%ほど多かった。セルトレイによる育苗・定植と直接播種では、生育の丈に違いはあったが、収量は同等でした。今回の結果から、遊休荒廃地での作付けでは、苦土石灰の施用効果は高いことが分かった。【今後の課題】適正施肥量の検討 連作栽培での苦土石灰効果の検討令和4年度に実証の継続を計画しています。【感謝】ご協力いただいた南木曽町えごま同好会のみなさま、耕起や草刈り、栽培研修会などご協力いただきありがとうございました。今後もよろしくお願いします。実証の詳細、結果などの資料はこちら
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