ツキノワグマによる人身事故の防止

クマによる人身事故を防ぐ最大のポイントは”クマに遭わないこと”です。
次のことに注意して、ツキノワグマとの遭遇を未然に防ぎましょう。

ツキノワグマは、町内のほとんどの森林に生息していますので、山に入る場合は、いつ・どこで遭遇してもおかしくないということを念頭に行動してください。

秋はクマにとって冬眠前の食いだめをする時期となるため、特に夕方から朝方にかけて餌を求めて活発に行動します。このため、畑など人家付近に近づくことが多くなり、クマに遭遇する危険性が多くなりますので、日中でも農作業や森林内に入る場合や見通しの悪い藪の多い道を通行する場合などは、鈴やラジオなど音の出るものを携帯してください。

山の餌が不足すると、クマが餌を求めて広範囲に移動する可能性が高く、思いもよらないところで遭遇する危険性がありますので、日常生活の中でもツキノワグマが近くにいることを想定して行動するよう心がけてください。

人家周辺や農地周辺では、生ゴミや廃棄した果実を適正に処理していただくとともに、漬物、蜜蜂、飼料、オイル、塗料などクマを誘引する物について適正な管理を行ってください。

万が一、ツキノワグマに遭遇してしまった場合は、目をそらさず(クマに対し背を向けると、追いかけてくる習性があります)、ゆっくりとその場を離れてください。