南木曽町(なぎそまち)は長野県の南西部、木曽谷の南端に位置します。面積は215.93㎢で、そのうち94%が森林で占められており、うち7割が国有林です。町の中央を流れる木曽川とその支流をはさむ段丘に、与川、北部、三留野、妻籠、蘭、広瀬、田立の7集落が広がり、約4,100人が生活しています。 木曽川沿いには南北にJR中央西線と国道19 号が走り、東西には、国道2 5 6 号が伊那谷に通じています。隣県の中津川市中心部まで約 22km、県内近隣市町村の木曽町まで約35km、飯田市まで約35km の距離にあり、古来から伊那谷、木曽谷と美濃を結ぶ交通の要衝でした。 地質の大部分は、風化が進み脆くて崩れやすい巨晶花崗岩からなり、急峻な斜面が多く平坦面が少ない地形を作っています。また気候的には温暖ながら雨量が多く、年間降水量は多い年には 2,500mm から 3,000mm に達します。こうした地質・地形・気候は、幾多の土石流災害を引き起こす一方で豊かな森林資源を育み、町は古くから木材生産・加工業を基幹産業としてきました。近年は国選定重要伝統的建造物群保存地区の妻籠宿や、国の近代化遺産に指定された桃介橋をはじめとする恵まれた文化遺産と、新たに開発された温泉の活用による観光産業が町の主要産業に位置付けられるようになってきました。
"木曽路はすべて山の中である"という藤村文学の名作「夜明け前」の冒頭を具現する中山道。 南木曽町の道は、古き調べをそのまま伝えてくれる貴重な語り部として、私たちの手で受け継ぎ次代の人達へ残すべく、これからの私たちの未来を築くための財産でもあります。 南木曽町には、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された「妻籠宿」や重要文化財に指定されている「桃介橋」、国指定史跡の歴史の道「中山道」をはじめ、数多くの歴史的文化遺産があります。 また、田立歌舞伎などの無形文化財についても、保存団体により後世に受け継ぐ努力が続けられています。 このような「日本の原風景」が南木曽町にあります。
明治7年、与川(よがわ)村、三留野(みどの)村、柿其(かきぞれ)村が合併し、読書(よみかき)村が発足。同年、妻籠(つまご)村と蘭(あららぎ)村が合併し、吾妻(あづま)村が誕生しました。田立(ただち)村は山口村との合併分離を経て明治30年に田立村となりました。昭和36年1月、以上の3ヶ村の合併により南木曽町が発足し、今日に至っています。
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