不適切な入札・契約事務について 【令和7年2月12日公表】
町が発注した 建設工事3件について、県から営
業停止処分を受けている事業者を指名競争入札参加
事業者に選定し、内1件で当該事業者が落札、契
約、工事着手に至るという事案が判明いたしまし
た。
職員には、法令等を確認し適正に事務を執行する
よう指示し、南木曽町議会議員懇談会において事実
関係を報告いたしました。今後の対応は、弁護士・
長野県と相談し適切に対処してまいります。
このような事態を招き町民の皆様の信頼を損なう
結果となったことをお詫び申し上げるとともに、
再発防止に努めてまいります。
1 概 要
妻籠街並み交流センター建築工事について、公契
約関係競売入札妨害の罪で略式起訴された事業者
(有限会社 松瀬工務店)に対し、町では指名停止
措置(R5.11.20~R6.8.19 9か月間)を行った。
令和6年度に発注した建設工事3件については、
措置期間が満了したため入札に参加できると判断し
て当該事業者を指名し、入札を実施した結果トイレ
建設工事では当該事業者が落札、契約、工事着手に
至った。
令和7年2月5日当該事業者が長野県から営業
停止処分(R5.12.28~R6.12.27 12か月間)を受
けている期間中の入札であったことが判明した。
町では、ただちに工事の中止を指示した。
2 不適切な入札の内容
○令和6年度 空き家対策総合支援事業
10.22 移住定住者用住宅改修工事(田立
・北部)2件業者選定
11.20 入札(他事業者が落札)
○令和6年度 かぶと観音公衆トイレ建設工事
11.18 トイレ建設工事 業者選定
12.02 入札・落札 同日付で契約
(当該事業者が落札)
3 事案発生の要因
長野県の営業停止処分について、内部組織
(入札参加資格審査委員会)で把握することができず
、町 の指名停止措置の終了をもって入札に参加で
きるものと判断していた。また、事業者からも報告
・確認
等がなかったことから、ミスを防ぐチェック機能が
働かなかったことによる組織体制の不備と認識不足
によるもの。
4 再発防止策
・全職員に法令及びコンプライアンス順守を指示
資質向上のための研修に取り組む。
・営業停止措置などの行政処分を国県ホームページ等
で確認する。
・入札通知に、営業停止等の行政処分を受けている者
は入札に参加できない旨等、不適切な入札とならな
いための条項を記載する。
・専門家のチェックができる組織体制及び審査方法の
見直しを行う。
お問い合わせ
総務課 総務係 または 副町長
電話0264-57-2001 FAX0264-57-2270